◆「時間指定厳守キャンペーン」が首を・・?!



2006年06月21日(Wed)
◆「時間指定厳守キャンペーン」が首を・・?!
ストーンズでも数社の配送業者に依頼している。

いつもの集荷時間に配送業者の一社が集荷にきた。
集荷作業を進めながら、その業者で社内キャンペーンが始まったことを知らせてきた。

「時間指定厳守キャンペーン」だって。

「おいおい時間指定を守ってない時があるのかよ」と思ったが、配達ルートや諸事情で稀にそのようなことがあるという。

キャンペーンをしなくとも、そのようなサービスを打ち出している以上、指定時間帯を守るのが当然だと考えてしまうが、○時〜○時までの時間帯指定の場合、配達業務の遂行上「15分位早く配達してもいいだろ。15分位遅れてもいいだろ」という時もあるらしいが、そのような気持ちになるのを戒めるためにキャンペーンが開始されたのだという。

よくよく話を聞いてみると、その「時間指定厳守キャンペーン」は、個人宅だけが対象になるんだって。

例えば、会社宛や勤務先お届けの個人は対象にならないばかりか、お届け時間の指定すら出来ないらしい。通常の配達ルートにおけるその会社のいつもの配達時間に纏めてしまうらしい。

そのようなことだったら、会社宛で緊急お届けができないことになるし、営業の人が個人で代引きで商品を購入した場合、同僚に迷惑を掛けたくないから「社内にいる時間に届けてもらおう」ということも出来なくなってしまう。

なんにしても、サービスで業者の都合つまり顧客を省みない条件が付帯されれば、そのサービスの使い勝手が悪くなるのは自明の理である。

配送業者にとって顧客は荷主と考えがちかもしれないが、配送業者においても本当の顧客は、荷主ではなく一般消費者であるということを忘れてはいけない。


また我々オンラインショップにしても、「ご家庭お届けなら時間指定が出来ます。会社及び勤務先お届けは時間指定ができません」なんて、サイトに明記できるわけが無い。一業者の都合で、サービスを低下させるわけにはいかない。

ということは、会社及び勤務先お届けで時間指定がある場合、この業者ではなく、会社及び勤務先お届けで時間指定ができる他の業者に依頼することになるだろう。

民間になる郵便局の攻勢も強くライバル業者が増えているというのに、「時間指定厳守キャンペーン」を始めたこの業者は、自分で自分の首を絞めていることになる。


そのような事例を見ながら「本当の顧客を見失ったところに、本当のサービスは存在しない」ということを改めて感じ、引き締めなおしている次第である。